
日本が戦後の高度成長に沸く昭和37年春、学都仙台の名門、東北学院大学キャンパス。
写真部の部室では入部員たちが、青春謳歌の狼煙を上げている。
「われらの使命は、新しい写真芸術を追求することだ。可能性に向かって突き進もう!」。

その頃、まだモノクロだったテレビではハナ肇がシャボン玉ホリデーで笑いを振りまき、ツイストに興じる若者を案じる“大人”が出没していた。
しかし当時の伸びやかな時代性は、写真部37年組にも進取の気性に富んだ、奔放な仲間を結集させる。血気盛んなアーティストたちの活動の舞台は、ある時は一番町、ある時は海辺や山里と自在に変幻。シャッターを切るごと、どんどん絆を強くしていった。
――― あれから半世紀・・・。元気でやんちゃな熟年となった同期8人は、相変わらずカメラを携え、一番町に出没する。しかも年2回は、ここ仙台の真ん中で作品を持ち寄り、『誰も見ない展示会』と銘打った秘密結社さながらの例会を決行しているという。
今なお仙台の青春道と熟年道を闊歩する仲間のうち4人が、この日集った。
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- 三瓶 忠 氏
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- 吉田 久剛 氏
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- 小原 永久 氏
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- 吾妻 寛 氏

